2024年7月21日日曜日

幸地 (KOCHI)

"KOCHI" Bus stop

 西原町幸地のバス停留所です。

 こちらは那覇西原線(346番)が停まります。 このブログの情報は掲載時のものなので、情報が変更などで違う場合があります。 予めご了承ください。


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 県道29号・那覇北中城線沿いにバス停留所(地図)はあります。



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幸地
 方言でもコウチという。 沖縄本島中部、東シナ海に注ぐ牧港川源流域に位置する。 集落発祥の地は、間切番所跡に近い高台という。
(角川日本地名大辞典より)

 絵図郷村帳には「かうち村」、琉球国高究帳では「広地村」と書かれています。(沖縄県の地名:平凡社より)

 アドベンチストメディカルセンターの入口付近が、牧港川の最上流部になります。



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 こちらは幸地公民館。



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 道路の右側は、幸地グスクの堀切(空堀の一種)跡になっている。



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 坂の途中にある幸地按司ガー。

 屋根付きの立派なつくり。



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 幸地按司ガーとは道路を挟んで隣にある「グスク上門ガー」。

 幸地按司ガーとは待遇の差を感じる質素な佇まい。

 

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 馬場跡。そして古道跡(地図)。

 馬場は1695年に設置されたと『球陽』に書かれています。

 古道の方は中頭方東海道(なかがみほうとうかいどう)、ハンタ道とも呼ばれています。

中城ハンタ道
 ハンタ道は,首里を起点として西原間切の幸地グスクを通り沖縄本島の東側を北上し、中城間切の新垣グスク・中城城を経て、勝連間切の勝連城に至る琉球王府時代の街道で、首里・中城・勝連の各城を結ぶ最短ルートである。
 「ハンタ道」とは崖沿いの道の意味である。
 中城城の主要部が築かれた14世紀後半までに整備されたものと考えられ、15世紀後半以降は中頭方東海道の道筋となり、間切間を結ぶ宿次(しゅくつぎ)の道(宿道(しゅくみち))として機能した。その後、17世紀後半以降,宿道としての機能を終え、それ以後は地域の集落や間切をつなぐ生活道として利用された。
文化遺産オンラインより抜粋)

 この先に番所もあったようですが、翁長村に移転したようです。



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 こちらが幸地グスクになります。

 幸地グスクは、西原町の西部、幸地集落東南の標高約100メートルの丘陵上にある。この丘陵は南北に長く、本島の東寄りにあるが、この峰が分水嶺で、南方は首里方面へ、北方は中城方面につながる。グスクは、こぶのような高地を中心として東西の低地に向かって伸びる尾根を利用して造られている。
 グスク内の頂上付近には現在祠が建っているが、この場所はかつて周辺を観察するための櫓台と考えられる。そこから北東下には、30メートル×30メートルほどの広さを持った曲輪となっている。この曲輪の北寄りには井戸があり、居住地化された場所と思われる。また、西方から北西にかけても、幅が10メートルほどの削平地が数段造られ、この場所も居住地化されていった可能性が高い。
 幸地グスクについて『遺老説伝』(18世紀前半)に「幸地グスクの城主は、熱田子と呼ばれ、腕力も強く人々からおそれられていた。熱田子は隣の津記武多按司といさかいを起こし、その一族を滅ぼした。訃報を聞いた今帰仁按司は、自ら仇討ちに出かけたが、熱田子の策謀にはまり、殺された。その後、今帰仁按司の息子4人が兵を挙げ、ついに熱田子を滅ぼした。」と、記されている。
 このグスクの注目すべき点は、峰の上を通過する「峰道」がグスク内を通過することにある。一種の関所的機能を持ち、戦時には道路を封鎖する目的で造られたと考えられる。
 幸地グスクは、15世紀前半にでき、その後数十年間グスクとして、あるいは関所として、また戦乱期の後には領地内支配の拠点的な機能も複合的に期待された形で存在した可能性がある。
(西原町ホームページより)

 幸地グスクは石垣や石塁がない、土のみで造られたグスクです。



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 頂上にある「ビージル」。 「ビージル」は「ビジュル」と同義と思われます。 霊石が祀られています。


次のバス停留所は…


オキコ前


幸地ハイツ入口 (KOCHI Heights-IRIGUCHI)
KOCHI Heights-IRIGUCHI

3 件のコメント:

  1. 「オキコ前」もお願いします。

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    1. コメントありがとうございます。
      隣のバス停留所なので、別のところをアップしてからの掲載になると思います。 しばらくお待ちください(変なこだわりでスミマセン)。

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  2. どう致しまして。

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嘉数 (KAKAZU)

 豊見城市嘉数のバス停留所です。  こちらは豊見城市内一周バス(105番)が停まります。 掲載されている情報が変更などで異なる場合がありますので、ご利用の際は運営しているバス会社のホームページを確認してください。