2022年2月8日火曜日

目取真 (MEDORUMA)


 南城市大里稲嶺にある「目取真」のバス停留所です。

 こちらは、百名線(51番)、前川線(54番)が停まります。 ご利用の際は変更等があるので、詳しくはバス会社に確認してください。



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 県道48号線の稲嶺交差点と稲嶺(南)交差点の間にバス停留所(地図)はあります。

 方言では「ミドルマ(ミドゥルマ)」。

 1903年に目取真村は湧稲国とともに稲嶺村に合併されました。

 絵図郷村帳には玉城間切めとろま村、由来記には大里間切目取真村とあります。(角川日本地名大辞典より)



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 この先に行くと糸数方面に行く。



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 この先に行くと大城方面に抜ける。



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 未舗装路を進んで行くと大當井泉(オータイガー)がある。(木が生い茂っている所)



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 意識して見ないと気付かない馬駄井泉(ンマラーガー)。

馬駄井泉
 公民館南西の擁壁にある井泉跡。 元はカッチン井泉と呼ばれていた。 馬駄井泉という呼称は、神役である馬駄(ンマラー)の屋敷の側にあったことによる。 馬駄とはノロが祭祀場へいく時に、馬にノロの荷物等を載せて先導する神役である。
南城市教育委員会「南城市の御嶽」より


 道路沿いにあるので気軽に見れますが、存在に気付かないで通り過ぎてしまう。



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 こちらは目取真公民館です。



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  坂を上っていくと上門杜(イージョーモー)に着く。

上門杜
 「上門森」とも表記される。 集落からみて北方の丘の頂部にある拝所。 区で御願(ウグヮン)を行う際、祀る対象の拝所が方々に散在し、一日近く時間を費やしていた事から、1948年にこれらの拝所をまとめて祀るようになった。 (略)
 殿(トゥン)入口正面の上の祭神は左から、野呂殿内、白井(シロイー)の火ヌ神である。 殿に入ってすぐ左に、戸柱(トゥハシル(門番の役目))がある。
南城市教育委員会「南城市の御嶽」より

 時間短縮のために移動させて、神様に怒られないのかな?と気になった。



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 殿に向かって右側の祠の祭神は、左から大當原(オータイバル)、中ノ御岳(ナカノタキ(地頭))、暑無(アチナシ)、公方(クボー)、六孫主(ルクマグシュー)、百名前(ヒャクナンメー)、大里世(ウフザトゥユー)、上ノ主(イーヌシュ)、与茶(ユンチャ)となっている。
南城市教育委員会「南城市の御嶽」より

 漫画で登場人物の名字に使われそうな祭神名です。



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 殿に向かって左側の祠は左から、前ノ川(メーヌカー)、野呂殿内(ノロ殿内)、中ノ御岳(ナーカヌウタキ)、柴山(シバヤマ)、中森小(ナカムイグヮー)、白井となっている。
南城市教育委員会「南城市の御嶽」より



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 ウタンムトゥノーシです。

ウタンムトゥノーシ
 上門杜祠群の南東にある祠。 元の位置から北東に約50m移動している。 白井井泉(シロイーガー)のそばにあったという。
南城市教育委員会「南城市の御嶽」より



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 こちらは今帰仁。

今帰仁(なちじん)
 上門杜祠群の東側にある今帰仁への遥拝所。 目取真区は9年に1回、今帰仁村にある今帰仁殿内を含む、今帰仁グスク内外の拝所へ参拝に行く。 この祭祀を「今帰仁ヌブイ」という。
南城市教育委員会「南城市の御嶽」より




 目取真農村公園。

 たぶん馬場跡。




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 写真中央の丘は火森小(ヒームイグヮー)。

火森小
 集落南部にある保育所の南側の拝所。 7月16日の綱引後、綱の一部を八重瀬岳に向けて焼き、火の厄払いをする。
南城市教育委員会「南城市の御嶽」より

 南風原町津嘉山では、綱引き後の綱を川に流して厄払いします。


次のバス停留所は…
(画像をクリックすると移動します)

稲嶺



目取真入口 (MEDORUMA IRIGUCHI)
MEDORUMA IRIGUCHI



湧稲国 (WAKINAGUNI)
WAKINAGUNI

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琉大北口 (RYUDAI-KITAGUCHI)

   琉球大学の敷地内にある「琉大北口」のバス停留所です。  こちらは中城村の護佐丸バスの伊集回り線、久場回り線、久場琉大線が停まります。 掲載している情報は公開日時点のものなので、バスなどをご利用される際は関係各所に確認してください。