牧港 (MAKIMINATO)

　国道５８号線沿いにある「牧港」のバス停留所です。

　「牧港」のバス停留所は、県道１５３号線沿いにもあります。　

追記：こちらの国道沿いの「牧港」の名称が、２０２２年１２月に「牧港ブルーシール本店北側」へと変更になりました。　県道沿いのは変更せず、そのまま「牧港」の名称で継続しています。

　牧港高架橋の手前と横に「牧港」のバス停留所（地図）はあります。

　ちなみに牧港の停留所から「第一牧港」には行けません（下り側にしかバス停留所がないため）。

　上りのバス停留所の道路を挟んで向かい側には、ブルーシール本店があります。

ブルーシール

　１９４８年、アメリカに本社を置くフォーモスト社は、沖縄に駐留する米軍関係者の生活に欠かせない乳製品を供給するため、ミルクプラントを具志川市天願（現うるま市）の米軍基地内へ設立しました。

　１９６３年に米軍基地をとびだして浦添市牧港（現本店）へと拠点を移し、”沖縄のアイスクリーム”としての歴史がスタートします。

　≪ブルーシール≫という名前の由来。　それはアメリカで優れた品質の酪農製品に贈られる「ブルーリボン賞」の受賞製品に与えられた栄えある称号です。　創業当時の社名には「ブルーシール」の名称はありませんでしたが、”味も品質も最高を目指そうと”と、ブルーリボン賞の称号である≪ブルーシール≫をブランド名に採用し、その後広く県民に知られてきたことを受けて「フォーモストブルーシール」へと社名を変更したのが、１９７６年のことでした。

（ブルーシール ホームページ）より抜粋

　近所ではポーラベアとロケット型のアイスバーしか売ってなかった記憶がある（おぼろげ）。　親が買ってこないので、勝手に高級品だと思っていた。

　上下の写真のは２０１４年撮影したもの。

　上の写真の左側には殿内山という丘と土帝君があったようですが、その痕跡を探すことができませんでした。

　左側の駐車場あたりにムラヤーがありました。

　こちらが為朝伝説で有名なティラガマ（地図）です。

牧港のティランガマ

　牧港地区の北部、集落よりやや高位の琉球石灰岩台地に形成された横穴状の自然洞穴。　「寺の洞」の字をあてる。　洞長は支洞を合せ約７０mで洞穴中央部の高さは２～４m。　その前庭は浦添ノロがつかさどる祭祀場で、稲穂祭の時に牧湊按司・牧湊村百姓が花米・五水・神酒を供え、祈願したといわれ、「琉球国由来記」にみえる牧湊之殿のことと推測される。　当地に源為朝の妻子が帰りを待った草庵があったという伝承がある。

（沖縄県の地名：平凡社）より抜粋

為朝伝説

　源為朝が嵐のなか、運を天にまかせて漂着した所を運転と名づけた。　大里按司の妹を妻にめとり生まれた子が、のちに沖縄最初の王舜天とされる。　為朝が妻子を置いて日本に帰り、妻子が待ちわびたところが待ち港（牧港）と名づけられたという伝説。

（沖縄拝所巡り３００：比嘉朝進）より

　南総里見八犬伝で有名な滝沢馬琴が「椿説弓張月（ちんせつゆみはりづき）」という小説で、源為朝の琉球に来たときの話を書いています。

　「愚昧な尚寧王が妖術使いの曚雲（もううん）と利勇に殺されて奪われた王位を為朝が討伐、王位継承権を持つ王女と結婚して生まれた子・舜天丸（すてまる）が王位になる」という話です。

　ちなみに源為朝は１２世紀で尚寧王は１６世紀と活躍していた時代が違ってます。　利勇は琉球最初の王統である天孫氏を滅ぼしたあとに中山王を称していましたが舜天王に滅ぼされた人です。

　こちらのマクドナルドは沖縄出店一号店。　１９７６年２月にオープンしました。

　あと、日本初のフランチャイズ契約店でもあります。

　「ミリオンセンターにマクドナルドがオープン」と当時の新聞広告にあるようですが、ミリオンセンターが何か分かりませんでした。

次のバス停留所は…

港川

宇地泊

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牧港【県道】 (MAKIMINATO [prefectural road])