2024年8月21日水曜日

潮平公民館 (SHIOHIRA KOMINKAN)

"SHIOHIRA KOMINKAN" Bus stop

 糸満市潮平にある潮平公民館のバス停留所です。

 こちらは糸満市のコミュニティバス「いとちゃんmini」の停留所になっています。  当ブログの情報は作成時のものなので、情報が変更されていることがあります。 予めご了承ください。


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SHIOHIRA KOMINKAN 2

 県道82号線沿いにある潮平公民館にバス停留所(地図)はあります。

 調べてみるまでは当該道路を、県道ではなく市道と勘違いしておりました。



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 公民館のそばに潮平(スンジャ)ガーがあります。

潮平ガー
 大正9年にムラガー(村井戸)として造られ、水道が普及するまで村の貴重な飲料水として、また野菜の洗い場や家畜の水飲み場として使われた。 村のンブガー(産井戸)でもあり、旧暦の1月2日に出生の報告や供え物を広げて新年を祝う。
 水溜部は大きな石灰岩の切り石で布積みされ、コンクリート造りの屋根が付き、前部には石敷きの洗い場がある。
 優れた石造建造物として平成11年に国指定登録有形文化財として県内第一号に登録された。
(案内板「糸満市」より)

 上記の案内板とは別に糸満市教育委員会の建てた案内板がありますが、ほぼ同じ内容なので省略しています(興味のある方は現地で見てください)。

 「スンジャ」は『沖縄地名考』には清水の意味があり、潮平ガーを示すものと書かれています。 また、「潮平」の由来は遺老説伝には北山の今帰仁按司の末裔が製塩を行ったことに由来するともあります。(糸満市史 旧兼城編より) どちらかが地名の由来なのか、それとも両方とも当たっているのか分かりません。



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 こちらは潮平ガーの上部にある、仲下玉江屋敷内の拝所とスンジャガー上の広場の拝所です。

 仲下玉江(ナカスムタマイ)はたぶん写真左上に屋敷を構えていた方の屋号だと思われる。



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 奥に見える潮平ガー横の曲がり道は、荷馬車の馬泣かせの難所だったようです。

 

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 製糖工場跡(地図)。 糸満市史には「発電機のサーターヤー」とあり、1938年ごろに発電機を使った製糖工場ができたとあります。

 現在は多目的広場になってます。



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 製糖工場跡の向かいにあるニーヤ。

ニーヤ
 141番地にある拝所をニーヤ(根屋)、またはミーヤ(新屋)といい、香炉が7個置かれている。 戦前は瓦葺きの家であったが、1979年にコンクリート造りに建て替えられ、ムラが管理している。
 ニーヤはノロの家だったともいわれており、潮平のために尽力した寄留民のヒガーンメーと呼ばれた人もここに祀られているといわれている。
(糸満市史 旧兼城編より)



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 ちなみに左の道は「カミミチ(神道)」。

 潮平には二つのカミミチがあり、こちらはイリジョームイと前ヌ殿(メーヌトゥン)を結ぶ道となっています。 道幅が狭いのが特徴とのこと。(那覇市小禄や豊見城市饒波にあるカミミチも道幅が狭かった気がする)

3 件のコメント:

  1. 「米須」もお願いします。

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    1. コメントありがとうございます。
      最近、コミュニティバスしか扱っていないので、出来れば路線バスの米須バス停を扱いたいですね。(でも少し時間をください)

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  2. どう致しまして。

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砂辺食品前 (SUNABE SYOKUHIN MAE)

 北谷町宮城にある「砂辺食品前」のバス停留所です。  こちらは北谷町のコミュニティバス「C‐BUS」の停留所となっておりますので、ご利用の際はホームページにて情報をご確認ください。