糸満市の白銀堂前(地図)です。
こちらは、西崎向陽高校線(81番)、糸満線(89番)が停車します。変更等があるのでバス会社に確認してください。
白銀の由来は”シロカネク”の当て字からきている説があり、シロは”白”、カネクは方言で”砂浜”を意味しているそうです。
別の説では、「白銀岩」という男が隠れた洞窟がある岩があり、そこからきているといった説もあります。
白銀堂の入口です。本来の名称は「ヨリアゲノ御嶽」、神名は「シロカネノ御イベ」。
豊漁、航海安全、家内安全、商売繁盛を祈願されており、旧暦五月の糸満ハーリーのときはレースが終わると結果を報告するため、1位のチームを先頭に参拝するそうです。
薩摩の児玉左右衛門から借金をしていた男が、返済の期日に返すお金がないので洞窟に隠れていた。
しかし、隠れているところを見つけた児玉左右衛門が怒りのあまり斬りつけようとしたところ、
「意地ぬ出じらぁ手引き、手ぬ出じら意地引き」
と男の話した諺に短気を諌められ、次に来た時に返済する約束をして薩摩に帰った。
児玉が夜遅くに家に着くと、彼の妻が別の男と一緒に寝ていた。
それを見てカッとなった彼が斬りつけようとしたが、糸満の男から言われたあの諺を思い出し、まずは冷静に確認してみようということになった。
よく見ると、その男と思っていたの彼の母親であり、留守中の息子の嫁を守るために男装をして一緒に寝ていたのだった。
再び糸満に戻ってきた彼は、危うく自分の母親を怒りに任せて斬りつけるところだったところを、あの諺のおかげで免れたといって男の借金を帳消しにすることにした。
しかし、男はお金を返すといって聞き入れず押し問答の末、そのお金を隠れていた洞窟に埋めてその上に拝所を建てることにした。その拝所を「白銀堂」と名付けた。
沖縄拝所巡り300
より
次のバス停は…
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